Kentucky Fried Chicken SuccessStory4

クリスマスと言えばKFC(ケンタッキーフライドチキン)!

 

日本人だと違和感なく「そうだよね〜」と疑問を感じない風習ですが、実は日本独自の習慣であることをご存知でしょうか?

 

前々から「なぜ日本人はクリスマスにKFCを食べるんだ?」と疑問だったので、その理由を調べてみました。

 

KFCの超簡単な歴史
クリスマスにKFCを食べる理由
海外だとクリスマスに何を食べる?

 

ケニック
この3点について詳しく解説してくので、僕と同じように疑問に思っている人は参考にしてください!

 

ケンタッキーフライドチキンの歴史

1939年「オリジナルチキン」が誕生

Kentucky Fried Chicken SuccessStory

 

1930年、創業者のカーネルサンダースは、アメリカ・ケンタッキー州で「オリジナルチキン」と言うブランド名でフライドチキンを販売し始めます!

 

1952年「ケンタッキーフライドチキン」に名前を変更

Kentucky Fried Chicken SuccessStory

 

フランチャイズ方式で成功を収めた「オリジナルチキン」は、1952年にブランド名を「ケンタッキーフライドチキン」に変更します。

1970年 大阪万博博覧会に出店

Kentucky Fried Chicken SuccessStory3

 

大阪博覧会に試験的に出店した店が大盛況。その年の11月に名古屋に日本の1号店(名西店)がオープンしたのでした。

ケンタッキーをクリスマスに食べる習慣は海外の風習を取り入れた

ケンタッキーの人気

万博博覧会が開催された1970年頃、日本は高度成長期の真っ只中。

 

KFCは「いままで知らなかったおいしさ」、「おしゃれな食べ物」、「カッコいい」として、若者を中心に一気に人気に火が着きました。

 

ケニック
今でいうスターバックスのような存在ですね

 

ケンタッキー=クリスマスが日本で定着した背景

Kentucky Fried Chicken SuccessStory4
KFCの公式HPに面白い記事がありました。

 

ある日、日本に住む外国人の方が青山店で「日本ではターキーが手に入らないので、KFCのチキンでクリスマスを祝おうと思う」とおっしゃって来店されました。これにヒントを得た営業担当者が『クリスマスにはケンタッキー』を広くアピールしようと考えたのです。

 

これは、日本一号店の店長だった大河原毅さん(のちの日本KFC代表取締役社長)のアイディアだったと言われています。

 

こうして、日本初のクリスマスキャンペーンは1974年12月1日に始まり、KFCでは40年以上もキャンペーンを実施するようになったのです。

 

 

 

こちらは1981年のケンタッキーのCMです。

 

チキンクリスマス」は意味が分かりませんが、こんなCMを見たら不思議とクリスマスにケンタッキーを食べたくなりますよね。

 

当時のKFCは海外の食べ物=「かっこいい、クールだ!」として人気でしたが、上記の様なCMを意図的に流したことで、海外ではクリスマスにチキンを食べる!と認識され、一気にクリスマス=ケンタッキーの構図が出来上がったのです。

 

ケニック
海外ではクリスマスに七面鳥を食べるのか〜、納得!!

 

 

と僕も納得しかけたのですが、これは半分正しく、半分間違っています。

というのも、今でこそクリスマスに七面鳥を食べる文化は海外でも定着しつつありますが、昔は全く無かった習慣だからです。

 

ケニック
へ? 海外の習慣を日本に輸入したんじゃないの?

 

と思って当然ですよね。もう少し紐解きますね。

 

海外で七面鳥を食べるのは11月末

クリスマスの本場のアメリカでは、大きな七面鳥のローストが食卓に並ぶんだろうな・・・。外国は食べ物のスケールが大きいな・・・。

 

・・・というのは、私たち日本人の"想像"です。

 

クリスマスに七面鳥を食べる家庭は限られており、一般的には焼きハムやローストビーフなどです。参考:christmas dinner

 

 

実際、Googleで七面鳥(Turkey)が検索されるのは12月よりも11月の方が多いです。

 

(Turkey)の検索件数
2017年11月:約1,000万件 
2017年12月:約100万件

google keyword plannerで調べた結果

 

ケニック
11月の方が12月より10倍検索されてる!!! んなぜ?!

 

それは、「感謝祭」の時期に当たるからです。

 

感謝祭(サンクスギビング)に七面鳥を食べる理由

 

アメリカでは毎年、11月の第4木曜日に感謝祭(サンクスギビングデイ)が行われます。

 

感謝祭(かんしゃさい、英語: Thanksgiving Day)とは、アメリカ合衆国とカナダの祝日のひとつ。Thanksgiving と略称されたり、あるいは七面鳥の日(Turkey Day)と呼んだりもする。アメリカでは11月の第4木曜日、カナダでは10月の第2月曜日になっている。日本のプロテスタントでは収穫感謝日と呼ぶ。

 

アメリカに移住したイギリス人たちが初めての収穫に感謝し、知恵を授けてくれたインディアンを招待して、ご馳走をふるまったことに由来しているそうです。

普段は離れている家族も、この日は全員集まり、一緒に食事をとりながら収穫の恵みを感謝する日とされています。

これが由来となり、アメリカでは「感謝祭=七面鳥を食べる日」という習慣が出来上がったのですね。

 

ケニック
でも、何でクリスマスにも七面鳥食べるの???

 

海外でクリスマスに七面鳥を食べる理由

文献を調べた結果、以下3点が理由になりそうです。

 

小説クリスマスキャロルの影響
感謝祭の売れ残りを企業が売り始めた
ケンタッキーの戦略

小説クリスマス・キャロルの影響

1843年にイギリスで作成された小説「クリスマス・キャロル」は150年以上経った今でも映画や演劇化されるなどアメリカでは大人気。

 

 

最近では、堀江さんがクリスマスキャロルの演劇を行うことで、日本でも有名になってきましたね。

 

とりわけ、物語の重要なシーンで少年がクリスマスに七面鳥を食べるシーンがあり、その影響でアメリカ人は11月の感謝際だけでなく、クリスマスにも七面鳥を食べるようになったのでは?と言われるほどです。

感謝祭の売れ残りを企業が売り始めた

感謝祭は毎年11月末に行われますが、売れ残った七面鳥は処分せざる得ません。

 

そこで、ローストビーフやガチョウ、ハムをクリスマスに食べるなら、七面鳥も売れるのではないか??と考えた企業が、格安で売り始めた説があります。

ケンタッキーの戦略

はい、出ました。ケンタッキー。

 

七面鳥にあやかって、「クリスマスにチキンを食べよう!」という旨のCMが1980年代から放送されていました。

しかし、元々、感謝祭で七面鳥を食べる文化が根付いていた為、日本ほど定着しなかった様です。

 

でも、そんなことは関係なし。ケンタッキーは有名人を起用し、"クリスマスにケンタッキーを食べよう"キャンペーンを繰り返し行い続け、今の状況を作り出したのです。

 


海外では、「日本人のこの風習が理解できない!」と動画も人気です。

まとめ

日本人がクリスマスにケンタッキーフライドチキンを食べる理由は、カーネルサンダースがサンタに似ているからではありません。

 

アメリカでクリスマスに七面鳥を食べているから!でもありません。

 

答えは、ケンタッキーの企業戦略が成功したからです。

 

真実を知ってしまうと、なんとも寂しい結果ですが、まあ、そんなの関係ありません。食べたい!と思うのであれば、深く考えず食べちゃいましょう!

 

以上、日本人がクリスマスにケンタッキーフライドチキンを食べる謎についてでした!

おまけ

記事を書き終わった後で、こんなツイートを見つけました。

 


 

おい、食べへんのか!!!

参考記事:
1970年代 ケンタッキーCM

bbc: why Japan celebrates christmas with kfc
success story:kentucky friend chicken
KFC公式HP:「クリスマスにチキン」はKFCから始まった?

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